[第3部(余談)/第02回]壁打ちの件

■余談シリーズ(北野北署(架空の警察署名)相談中驚愕事件)②

『オイ、北部。お前のやっていることはドロボーだろ。窃盗だろ。』認知の歪みに基づく豪快なまでのディスりは、壁打ちの本領発揮であった。

『ドロボーじゃないのか』

壁打ちにつける薬はない。脳みそが炸裂せんばかりの発狂モード全開、もう誰も止められる者はいなかった。怒涛の発狂配信が終わり、再生して聴いてみたのだが明らかに認知は歪んでいた。

 まず、北部氏の発言から見てみよう。北部氏は、

『この記事に興味のある方は私に連絡を下さい。ご一報いただければ別途PDFファイルにまとめてありますので個別に便宜を図ります』

北部氏はリスナーが北部氏に連絡すれば『・・別途PDFファイルにまとめてありますので・・』と発言している。しかしながら別途PDFファイルに"何を"纏めているのか何の言及もない。

何の言及もないのだ。纏めているのは「出版社系ウェブサイトのURL」かもしれないし、「著者のプロフィール」かもしれないし、あるいは北部氏の「読後感想文」かも知れないのだ。

 PDFファイルに何かが纏められている事を思料する事はできるが、壁打ちが執拗に主張するように「当該ブログ記事の文字起こし」若しくは「当該ウェブサイトに掲載された記事の画面コピー」かどうかはわからないのだ。北部氏が言及しないのであれば、壁打ちは壁打ちの主張を裏付ける具体的根拠を提示しながら北部氏をドロボー呼ばわりしなければならない。壁打ちはいやしくも「一流大学法学部を卒業して2度目の司法試験で合格した法律家の端くれ」を自称しているのであるから、この大切な基本知識を忘却の彼方に追いやってはいけない。

 この壁打ちのトンチンカンな部分を私が指摘したところ、壁打ちは即座にカウンター配信を開始して「前後関係から言って他人の著作物を勝手にPDFに纏めて、連絡してきた奴に対して裏でコソコソしながら、それを配布したんだろ!」と凄んでいたが、壁打ちの認知がさらに歪んでいたのを確認することができた。

 「法律家の端くれ」である壁打ちの考えはこうであろう。

 当該コラムに興味を抱く者が北部氏に便宜を図ってもらいたい事とは絶対に『北部氏からの配布』であり、その配布物は絶対に『北部氏が取りまとめたもの』であり、しかもその取りまとめたものは絶対に『他人の著作物』である。

 つまり壁打ちの主張を取りまとめると、『リスナーの希望に応じて北部氏は北部氏によってPDF化された他人の著作物を無断で配布した』。それしか考えられないと強く主張している。そしてその根拠は北部氏の発言の『前後関係』だそうだ。

 多くの読者も抱くだろうが文脈から言っても、その「前後関係」すらも根拠として成立し得ないことは異論のないところだろう。

 壁打ちは法律家の端くれである(本人が断定している)。故に、どんな法律を大学で学んだのか私は大いに知りたいと思っている。このような知識水準で他人を窃盗犯扱いしたり、自分が気に食わないコメントを自枠キャスで書かれるやいなや威力業務妨害になると声高に叫ぶさまは異様だとしか言いようがない。

 そんな壁打ちが、この「ドロボー呼ばわり☓23 回」配信が故に、後日、自分が警察に怯えるという醜態を自分の配信で晒す事になる。