[第1部/第10回]チーム・ネットリンチとの闘い[第1部](第10回)

■北部氏とのクリスマス前和解とその後②

「何か言い分があるのなら、ブロック解除しているのだから、上がって来てコメント書いたらどうですか」北部氏の相変わらずの放送だった。

 

コメントも荒れていた。

『やましくなければ堂々と出てこい』

『説明しないと解決しないぞ』

『ヘタレか』

『あなたには北部さんに殺害予告をしたのかしないのか、その説明責任があるんだよ』

 

 犯罪として成立し得ないという事実確認や事案検証もなく、無責任なアンチコメントを書きまくるネット弁慶たちだった。

 

私は意を決した。もう半年近く疲れるような出来事ばかりなので、少なくとも北部氏と話し合いをして着地点があれば、和解しよう。ともかく、壁打ちの粘着と北部氏の攻撃のニ正面対峙は重荷だった。

 そして北部氏の枠にコメントを書き込んだ。

「おっ、ついに来ましたよ、本人が」と北部氏。

それから私のコメントと北部氏の声での罵倒の応酬がひとしきり続いた。その間、アンチコメント塗れのリスナーのバッシングも勿論加わったが、気にしなかった。むしろ、相手が言葉なのに対して、私は文字で返さなければならなかったので、その作業に苦心した。コラボに上がればいいのだろうが、あいにく私のパソコンのマイク接続がうまくいかず、パソコンでのコラボは事実上出来なかった。

 そんな事に四苦八苦していると夜中の2 時半頃、ガサガサからの電話が入った。

 

「はい、もしもし」私が応答した。

「これから、どうするつもりですか」とガサガサは不機嫌な声で私にきいた。

「成り行き次第だね」と私が答えると、

「焼きますか!?」とガサガサが聞いてきた。

焼きますか、の意味がわからなかった。何かネットスラングなのかと思いガサガサに尋ねた。

「焼きますかってどういう意味?」

「つまりやつけるっていう意味ですよ」

「話しあい次第だね」と私は正直に答えた。

するとガサガサは、

「北部を裁判にかけるって話もあるんですけどね」と答えた。

「それは勝ち目があるの?」

「正直、難しそうです」ガサガサが答えた。

私は拍子抜けしたのと、準備や取り組む様子すらない中で「裁判」だとか「警察に届ける」とか、まるで小学校高学年の生徒のような発想と発言でしかないように聞こえた。

全くもってガサガサの実に幼稚な発想だった。

 「裁判で勝ち目がないんだったら、この協議をつづけて妥協点があれば話しあい決着するよ」と答えるとガサガサは、

「あー、そうなんですか(ガチャ)」と電話を乱暴に切った。

 

 ガサガサは、私と北部氏の対立終結が面白くないらしかった。しかし、私がガサガサの気にいる方針に従わねばならない義務など一切ないのだからガサガサのふてくされは失当である。実にお子ちゃま脳であることがわかる。どういう育ち方をしたのか、呆れかえるばかりである。

 

 電話をガチャ切りしたガサガサは今度は北部氏のキャスのコラボに上がった。

 

 上がった途端、興奮状態の中で早口で怒鳴りまくり、マイクの音さえ割れてしまい、ほとんど聴き取れなかった。いわゆる発狂発言だった。

 配信者の北部氏をはじめリスナーも、一同呆れ返って議論が一時中断してしまう始末であった。

 

 

[第1部/第09回]チーム・ネットリンチとの闘い

■北部氏とのクリスマス前和解とその後①

 

さて、前回の記述で示した時系列的整理をここにも掲載しておく事にする。

【時系列的整理】

2016年夏 北部氏とのネット上の軋轢

同年秋  壁打ち、活動参加呼びかけを批判

12月上旬 絵描き屋と面会

同月22日  ガサガサと面会、自宅送り

同月23日 クリスマス前和解 ←今回の話

 

 ガサガサを自宅に送り届けた後、パソコンを開いて北部キャスをチェックすると大人数が集まり、この日も名指しで私を非難する放送をしていた。話題は誰がチェーカーアカウントを作って「脅迫配信」をしたかであった。

 この配信とリスナーのコメントの色合いから言えば、私が「犯人で間違いない」ということを前提にして疑惑の感想が書き込まれていた。特にここでの壁打ちのアンチコメントは際立っていた。「この音声は犯罪的な内容だ。殺害予告をしている。どう考えてもアイツ(私のこと)は警察で事情を聴かれるべきだ」一流大学法学部卒業で司法試験に合格している割には、壁打ちの理屈は法律論から大きくかけ離れていた。それでも私が心底憎いのか、ひたすら私を悪人と決めつけ、北部氏を煽るコメントばかりを壁打ちは書いていた。

私が壁打ちを今も本当に許せないのは、根拠なく攻撃する事も勿論だが、そもそも私が楽しくインターネットを利用していたところに言いがかりをつけて粘着するところだ。この時の私のケースだけでなく、後述するが、北部氏の放送をきっかけに「このドロボー、このドロボー野郎が」と口汚く罵り続けたりとか、他にも多くの被害者がいることを私は知っているので、尚更許せないのである。どんなに時間をかけても、このチーム・ネットリンチ集団は法的制裁を受けるべきなのだと思っている。

 このチェーカーの件が全く犯罪でもなんでもないことの所以として次のエピソードを書いておく。

 実は後日、北部氏に明かされた事なのだが、このチェーカー問題にあってはこのクリスマス前和解に至る放送の時には既に地元警察署に被害届を出すべく出向いていたという。

 担当の刑事に対して北部氏は

「私は殺害予告をされました。見て下さい、バールの写真を晒して。動画もあります。ほら、変な合成音声を使って、『北部よ、お前の脳天に正義の鉄槌は振り下ろされるのだ』と宣言しているでしょ。そもそも、刑事さん、このチェーカーというのはロシア革命時に裁判なしで反対派を処刑しまくった恐ろしい組織の名前なんですよ。このエンブレムはまさに反革命サボタージュ取締全ロシア非常委員会のものなんですよ、私の推測では・・」と急き立てられるように話す北部氏を遮って刑事は言った。

「ところで北部さん、あなたの配信内容を聞かせてもらえませんか」

「えっ?」

北部氏は戸惑ったが、仕方なく刑事に自分の配信動画を見せた。静かな刑事課の部屋に北部氏の放送内容が響き渡った。

「へへ〜ん、Kps公文式下着集め界隈は老婆の下着を盗んでは、その残り香を深呼吸してかいでいるような、そんな放送にうつつを抜かして…ヘン!カ〜イワイ、カ〜イワイ、カ〜イワイ」

 刑事は黙って北部氏のパソコンをじっと見つめていた。そしてため息混じりに「こういう放送をしていればねぇ、相手も気分を害するんじゃないですか。そんなに相手が嫌ならインターネットをやめればどうですか」

 

「やめてもいいですけど、私は既に脅迫されています」と北部氏はぎこちなく答えた。

「う〜ん、あなたのアカウント名とあなたが紐付かないんですよ、しかも相手方のサイトに貼られている動画でしょ、脅迫罪にならないんだよね、これだと」

と言われたという。つまり素人からの印象は脇においておくとして、警察の視点から見た時、脅迫罪が適用されるような出来事ではないと警察が判断しているので、事件性はないと言ってよいのだ。

 

 にも関わらず、被害者でも被害者の弁護士でもない男・壁打ちがしゃしゃり出て引っ掻き回すことの方が噴飯ものなのである。

 さて、配信時のやり取りの話を具体的に書いていく事にする。

 

 

 

 

 

 

[第1部/第08回]チーム・ネットリンチとの闘い

■チーム・ネットリンチとの「そもそもの話」〜壁打ち〜

三番目に紹介するのが「壁打ち」である。この者は2016 年の秋、私が「ネットとリアルの融合、観客席で傍観者になるのではなく、グラウンドに降りてゲームに参加しよう」と配信したところ壁打ちの枠で「そんな誰でも彼でもリアルに参加できるとは限らないのだ。時間さえ取れない人もいるのだから、そのへんは配慮しろ」という配信をきっかけに様々な攻撃を試み、当時私と対立していた北部氏に擦り寄り、私の配信内容にイチイチ非難をしていた。

 北部氏が「チェーカーを名乗るアカウント主からの殺害予告とも取れる配信で脅された」と主張して⚫⚫⚫署に駆け込んだ事に、壁打ちは激しく便乗した。

 私はこの煩わしい壁打ちの粘着をなんとか排除しようと思い、まずは壁打ちの素行を知るためにGoogle検索をしてみた。すると壁打ちが『ようやく永久バンが解除されました』と自身のアカウント復活をコメントしていた。

 またこの壁打ちは以前からNHKの番組や朝まで生テレビ!などの番組を無許可で配信するケースがまま有り、この悪質な行為を私は私の放送内で40人ほどのリスナーに通報を呼びかけた。当然私もNHK著作権管理部門にも電話連絡し、壁打ちの悪行を通報した。恐らく多くのリスナーも各方面に、この壁打ちの不法行為を通報していたと思う。壁打ちは震え上がり、後年、私は北部氏からおしえられたのだが、「KPSのリスナーの集団通報により再び永久BANになるのが怖くて仕方がなかった」と泣き言を言っていたらしい。その後もこの壁打ちとは断続的にネット抗争を繰り返していく事になる。

 

 さてこのようにチーム・ネットリンチのメンバーの素行や彼らによって引き起こされた出来事や事案についての紹介をしてきたが、もちろん全てを網羅しているわけではない。それでも主な出来事等にあってはそれぞれを時系列的に整理しておこう。

【時系列的整理】

2016年夏 北部氏とのネット上の軋轢

同年秋  壁打ち、活動参加呼びかけを批判

12月上旬 絵描き屋と面会

同月22日 ガサガサと面会、自宅送り

 

 

 

 

[第1部/第07回]チーム・ネットリンチとの闘い

■チーム・ネットリンチとの「そもそもの話」〜ガサガサ③〜

「そもそも北部がガンだから!」食事が終わったガサガサはドリンクバーからテーブルに戻るなり、また北部の悪口を始めた。

「もう遅いから帰ったらどうだ?」と私は帰宅も忘れたかのように喋り続けるガサガサに帰る事を促した。

「っていうか、もう電車ねーや」ガサガサはあっけらかんと話した。

 やはり心配した通りの事が起きた。こんな状況になったのは100%ガサガサのせいだ。ガサガサが利用する鉄道の終電が何時かなんて知ったことではなかった。

 「金がないですけどね・・」ガサガサがつぶやいた。

「知らない」とキッパリ言うべきだった。普段ならそうしただろう。だが、自分のリスナーであったのであまり無碍な対応をするのも気が引けた。仕方なくクルマを出してガサガサの自宅までおよそ往復2時間かけて、彼を送り届ける羽目になった。

 結局、その日の話としては

①選挙の応援はできない

②がっかり党入党はない

であった。そんな結論は5分ほどで出たはずだった。何の目的でこれほどの長時間会ったのか私には納得行かなかった。

 しかしガサガサには、あるいはチーム・ネットリンチのメンバー達に取っては私を「北部被害者友の会」に加盟させることが目的だったらしい。

 ガサガサは後日、「バカ者日記」と題した自身のブログの中で、あるいはそれを朗読したユーチューブ動画「ラストメッセージ」で話していたのだが、私が「北部被害者友の会」に加盟したと決めつけていた。私はそんな約束など取り交わしていない。そもそも私は野党共闘を応援する市民運動に参加する人を募り、ガサガサはそれに応募しにきたのではなかったのか。

 そして後日私を「後ろから背中を撃ってきた裏切者」とか「英国チェンバレンを裏切ったヒトラーミュンヘン会談の再現だ」などと言って罵り続けたのだった。(2017年6月頃からと記憶している)

 認知の歪みも甚だしい。もはやその思い込みと逆恨みは病的でさえある。

 私が反論ツイートやツイキャスで「認知の歪み」だと指摘すると「人は誰でも認知の歪みはあるでしょう」などとガサガサは子供じみた言い草を連続していたし、そのアホ論理に便乗していたのが、自称一流大学法学部を卒業し、司法試験を二回目で受かった法律家の端くれ・壁打ち(かべうち)だった。彼らは「認知の歪み」と「認識の相違」の違いがわからない極めて稚拙な者たちであったと言わざるを得ない。全くくだらない。控えめに言うが、彼らは極めて知恵足らずの基本的常識が欠如している人物だと評しておこう。

[第1部/第06回]チーム・ネットリンチとの闘い

■チーム・ネットリンチとの「そもそもの話」〜ガサガサ②〜

 

 ファミレスに入るとガサガサは一目散にドリンクバーに直行し、「ドリンク一杯飲めばいつまででも店内にいられるよな、ハハハハ」と店内はかなり混んでいたにも関わらず、大声で笑うガサガサの声が店内中に響き渡り、お客の視線がガサガサに集まった。

  そんな事は気にもしないガサガサは席にどっかと座って私と向き合うと、グローバル資本主義がいかに駄目かだとか、与野党政治のプロレスぶりが駄目だとか、政治的不満を洗いざらい挙げ始めた。大きな声で時折感情を激昂させながら怒鳴り口調で、「政治家なんてクソなんだよー、自民党や、特に公明党なんてよ、許せねーよ」とがなり立てた。

 あまりの大声なので、「ボリューム落としなよ」と私は注意した。隣に座っていた老夫婦は怪訝な顔をしてガサガサを睨んでいたが、暫くして、老夫婦同士、目で合図をして、トレイを持って立ち上がり席を立ってしまった。

 「そもそも選挙なんて制度が無意味だからなー」ガサガサは周囲の空気など感じ取ることなく、終始不満をぶちまけていた。

 

 自分の声をコントロールできない者は何らかの欠陥があるのではないかと私は思っていたが案の定、ガサガサは自らが⚫⚫⚫⚫症である事を私に伝えた。「クスリは飲んでないんですけどね、今は落ち着いています」

「あ~あ、落ち着いているんだぁ」と心の中で私はボヤいた。

 あまりにもガサガサが興奮しているので早々にファミレスを出ようとガサガサに声がけした。

 

 ファミレスを出ると空はどんよりと曇っていた。私の気持ちも同様だった。

 「楽器屋に行きたい」とガサガサは言い出した。私も譜面台を購入したかったので、楽器屋に立ち寄り、買い物をしたらタイミングを見てガサガサと別れて帰宅しようと考えた。

 楽器屋を出たあと、すぐさまガサガサは腹が減ったと訴え始めた。あまり気乗りしなかったが地下ショッピングモールにあった喫茶店でコーヒーとサンドイッチを食べる事になった。本心を言うと悪役プロレスラー風のスキンヘッドの男とお茶をしている自分が嫌になった。本来は野党共闘の応援を、新しい形の市民運動について大いに話をするはずだった。私のツイキャス配信でもその趣旨は伝えていたはずだが、会って以来、このガサガサは食物の摂取ばかりをしているようにさえ感じた。周囲は楽しそうなカップルや家族連れでにぎわっていたが、私は巨体を揺らすスキンヘッド男と冴えない表情で苦いコーヒーを飲んでいた。

 ひとしきりガサガサの食物摂取が終わると、いきなりタブレットを取り出し「北部の野郎のディスり放送でもしますか」と言い出し、一般客がいる中、ツイキャス配信を始めた。「はい、皆さん、ガサガサでございます。おいおい、北部!テメーわかってるだろうな」タブレットに向かって凄むガサガサの目つきがとりわけ異様だった。

[第1部/第05回]チーム・ネットリンチとの闘い

■チーム・ネットリンチとの「そもそもの話」〜ガサガサ①〜

 

「立派な社会活動家」。絵描き屋が「立派な社会活動家」を連れてくるとの事だった。デパートの一階受付前で彼らが現れるのを私は待った。

 待ち合わせ時間の数分前、絵描き屋から電話があった。「今日は行かれなくなったので二人で会ってください」。紹介者が現れない。あり得ない展開だった。

このパターンは良くないパターンだ。経験的にそう感じた。紹介者が現れない。それは紹介者が責任を感じていないか責任を取りたくないという事を意味していると感じたからだった。事実、絵描き屋は無責任の塊だった。某政党に入党した絵描き屋の振る舞いの無責任さについては後述する。

 

 紹介者がドタキャンをかませた以上、この日の予定をキャンセルしようかとも思った。しかしガサガサに責任はないし、寒い思いをしながらわざわざ待ち合わせ場所まで来るのだ。気を取り直して予定通り会う事にした。

 今から思うとガサガサへの配慮などせず、ドタキャンをかました絵描き屋に責任を取ってもらえば良いだけの話だった。

 

 そして今度はガサガサだった。待ち合わせ時間になっても来ない。5 分待つ、10分待つ。やはり来ない。

 場所を間違えているのか?しばらく待ったが来ない。このタイミングで面会中止にするのが正解だっただろう。そもそも私は時間を守らない人とは付き合わない主義なので、その場で別れるのが正解だった。初対面で待ち合わせの人が時間を守らない。時間すら守らない人は何の約束が守れるのだろうか?

 普段の私だったら絶対キャンセルにしていただろう。これが大きな失敗であったと反省至極である。

 もっともこの後展開する状況を考えると、このドタキャンはあらかじめ計画されていたものだったのかもしれないと今は思っている。真偽のほどはわからないが。

 30分ほど遅刻したガサガサはまるでダルマのような体型の異様な肥満ぶり。まるで悪役プロレスラーを彷彿とさせるような姿。巨体でスキンヘッド、それにブカブカの洋服を着て、のしのしと遠方から歩み寄ってくる姿を見て、「この人との関わりはナシだ」と即座に思った。面接で言えば3分で帰ってもらう系の「一発アウト」な人だった。第一印象最悪という類のパターンだった。

 

「やぁどーも」

 

 待ち合わせ時刻を大幅に遅刻した者の発した言葉がこれだった。この日が、こんな非常識な言葉を発する人物と関わらなければならないという無駄な時間を過ごす事になり気持ちは最悪になった。

 

「取り敢えずお茶でも飲みましょう」とガサガサが言った。駅前に比較的話しやすい大きなホテルの喫茶コーナーがあったがガサガサの服装はそこのドレスコードに引っかかりそうだったので遠方まで歩かなければならなかった。

「向こうにファミレスがあるからそっちまで行こう」5 分ほど歩いてファミレスのドアを開けた。

 

 

[第1部/第04回]チーム・ネットリンチとの闘い

■チーム・ネットリンチとの「そもそもの話」〜絵描き屋〜

 

チーム・ネットリンチのメンバーから粘着攻撃をされる以前の、彼らに関する、そもそもの話について言及したい。

 まず、彼らとは誰だろうか。アカウント名で言うと(仮名)は、それぞれ

・壁打ち

・絵描き屋

・ガサガサ

この3名である。

身元が割れているのが、絵描き屋とガサガサ。

わたしが最初に会ったのは絵描き屋。わたしがツイキャスでの配信上の諍い(相互にディスり放送)を起こしている頃だった。現在は北部氏とは和解している。

わたしはその頃、配信で「日本がっかり党を立ち上げよう、ネットとリアルの融合で政治参加しよう」と呼びかけていた。

 絵描き屋はその呼びかけに応じ、ファミレスで落ち合う事になった。

ファミレスで雑談をしながら、話題は日本がっかり党の話から北部氏とのトラブルの話にも及んだ。絵描き屋は「北部の被害者はあなただけではない。北部とのトラブルは複雑な経緯がある」と説明し、相変わらず北部氏は「日本がっかり党」の事もディスっていたのでこれが続くようなら、党として反論していこうなどと話した記憶がある。

 絵描き屋とは「日本がっかり党結党大会放送」をコラボで配信したり、「結党大会放送」の後は消費税増税を駅前で訴える民進党予定候補にリア凸して財政論争を吹っかける配信もやろうなどと具体的な企画もした。それが2016年の秋頃であった。

(余談であるが当時はまだ、れいわ新選組も結党されておらず、「消費税や経済問題を焦点にして闘う」という日本がっかり党の構想はリベラル系では斬新であったと自負している)

 そうした中でネット活動とリアル活動を同時にできるメンバーを探さなければならないという話になり、

「誰か他に参加しそうな人はいるかなぁ、知り合いはいる?」と私が絵描き屋に尋ねた。

「ガサガサさんがいるよ」と絵描き屋が答えた。

「どんな人?」

「昔、ツイキャスで配信もやっていたし、どこかの市長選にも立候補したり、反原発で声を上げたり、積極的に活動する立派な社会活動家ですよ」

後々知ったのだが、このガサガサという人物は原発再稼動反対を訴え、首相官邸前で座り込みをしたものの、最終的には刃物を取り出して警官隊に取り押さえられ現行犯逮捕されたり、その後、その事件でお世話になる弁護士に「釈放連絡が実家にうまく伝わらなかった」などと言って抗議活動するさまをユーチューブに上げたりしていた、とんでもない者だった。

しかしながら絵描き屋に言わせるとそういう人でも『積極的に活動する立派な社会活動家』らしい。